シロカネアートスクールでバレエを指導する南沢博子です。
現役として舞台に立つ傍ら指導も行なうようになり、3歳から70代までの方々へのバレエ指導は、アシスタント時代も含めていつの間にか40年以上になりました。
幼児、小学生、中高校生から成人、中高年の方への指導は、理解力、運動神経の発達や衰えを考えれば、もちろん同じように教えればよいわけではありません。
またバレエを踊るには、運動能力だけではなく、美的感覚や音楽に対する感性、リズム感など、様々な要素が関わるため、同年齢でも一人一人の得手不得手を把握しなくてはなりません。
これらの条件をすべて満たす本当に一握りの人は、プロとなる可能性を秘めているわけですが、バレエ教室に通うほとんどの人は、身体の条件に関わらず趣味としてバレエの世界を覗きたい、というところからのスタートです。
そのような人たちのクラスをどう指導するのか?
往々にしてバレエの入り口、入門~初級の基礎レッスン(体のコントロール)のみに終始することになりがちですが、本来バレエは単なる身体のトレーニングではなく、舞台での観客に対する表現法です。
自分の身体の動きをコントロールして、さまざまなストーリーや感情を表現し伝えることがバレエです。
私は、バレエに興味を持つ『誰でも』が、その手法を用いることで、より豊かな表現をすることができるように導く、という指導を理想としています。
そして、それこそがバレエを学ぶ人にとって自分なりのバレエを見つけることにつながると信じます。
受験や就職に直接関係しないものに時間とお金を費やすことは、ある意味贅沢とも考えられるものです。
しかし自ら積み上げていく贅沢は、豊かな人生を送るための助けとなります。
経済的な理由で制約を受けていた子供たちが、そのような機会を得られるという、このオシエビト・プロジェクト構想は素晴らしいものだと感じ、私ができるお手伝いをさせていただくことにしました。
子ども達は夢を胸にレッスンに通い、私はこれまでの経験を余すことなく指導に注ぎ込みます。
皆様にはこの活動に対するご関心とご支援をお寄せいただきたくお願い申し上げます。
南沢博子
南沢先生の詳細なプロフィールはこちら http://www.s-as.jp/instructor/index.html#hirokoMinamisawa
南沢先生のクラウドファンディングは12月1日よりスタートします。皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。クラウドファンディング『オシエビト』